【アメリカ移住】中国人がアメリカに来る感動の理由
先日マッサージをしてくれたのは40〜50代ぐらいのアジア人のおっちゃん
マッサージを始めるなり
おっちゃん「お前中国語喋れるのか?」
私「いや、私日本人だから中国語は喋れないよ。おっちゃんは中国人なの?」
おっちゃん「おお、日本人か。おっちゃんは中国人だ。5年前に中国から来た。英語は苦手だ」
しばらく無言でマッサージしていましたが急に思いついたように片言の英語で
おっちゃん「日本の車はいいな。日本の車が好きだ」
私「あ〜、トヨタとか?」
おっちゃん「トヨタとか、ホンダとか、スバルとか、クオリティがいいから20年ぐらい走れるもんな」
そこから色々話し始めました。
聞くと、おっちゃんは5年前に中国本土から高校生の娘を連れて移住してきたそう。
20年アメリカに住んでるお姉さんを頼りに引っ越してきた理由は「アメリカの方が仕事があるから」
中国では自営業でLEDを売っていたけど、中国は何しろ人口が多くて、ビジネスの競争率も高いためお金も全然稼げなかったんだとか。
アメリカに来てマッサージ師になった理由は「マッサージはキツい仕事でやりたがるアメリカ人がいないからすごい仕事が見つかりやすいんだ。おっちゃんは英語がなかなか上手くならないけど、娘はこの5年ですっかり喋れるようになって、アメリカ生活をエンジョイしてるよ。娘に良い教育を受けさせたいって言うのもアメリカに来た理由の一つだよ」
私はオーストラリアとアメリカに住んだ計5年ほどの間に本当に色々な移民の人に出会いました。
移住の理由はみんなそれぞれですが、たいていの人(特にアジア系)が共通して挙げる理由が
「子供に良い教育を受けさせるため」
今まで出会った人たちの例を何件か挙げると
- 就学前の息子を連れて中国からオーストラリアに移住したインテリ系30代カップル
- 14歳の息子を連れて中国からオーストラリアに移住した英語のできない夫婦
- そして今回出会った高校生の娘を連れて中国からアメリカに移住した英語のできないシングルファザー
この人たち全員が「子供に良い教育を受けさせるため」「子供のためにいい暮らしをするため」というのを移住の理由の一つだと教えてくれました。
40〜50代で自分の母国を離れて、言語も通じない土地に子供を連れて移住するなんて、想像を絶する苦労だと思います。
来る前から英語がある程度できた単身の私でも外国で暮らすということは本当に日々苦労や挫折の連続だと思うのに、そこに守るべき子供がいるなんて・・・
私は移民の人たちのストーリーを聞くたびに、そのバイタリティと子供を思う気持ちに感動してしまうんです(TдT)
移民同士はたとえ出身国は違ってもその苦労や思いを共有しているので自然と話しが弾んだりします。
こちらに来てからタクシーの運転手さんから「外国にきたばかりで大変だと思うけど、頑張るんだよ!」とエールを送ってもらったこともあります。
私も尊敬すべき周りの移民の人たちに習い、たくましく頑張ろうと思います!!
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