30代女の米国投資ブログ

米国株式投資に初挑戦する在米女の記録 (数字に弱くずぼらな私の挑戦記)

【アメリカ社会情勢】世代別の価値観

皆さんはタムパという言葉をご存知ですか?


私は今日初めて聞きました。


タムパとは「タイムパフォーマンス」つまりかけた時間に対するパフォーマンス、だそうです。


この記事によると、ゆとり世代がコスパを重視するのに対し、Z世代はタムパを重視するようです。


それに関しなんら驚きはなかったのですが、この記事ひとつ間違っていることがあります。


ゆとり世代は現在33歳の人〜でなく、34歳の人〜です!!


正しくは1987年4月生まれ以降の人がゆとり世代です!!
まぁこの記事が出た時点で34歳だったゆとり世代は1987年4月から1987年9月生まれまでのごく少数なのでそう記載されているのかも知れませんが...


なぜ私がここにムキになるかは察してください( ◠‿◠ )



ここアメリカでも世代間の違いはよく話題になりますし、ジョークのネタなどとしても良く使われます。


むしろ日本よりも良く一般の会話で「世代の呼び名」が登場する気がしますので、知っておくとニュースやアメリカ映画、コメディなどの理解が深まるかもしれません。


また、アメリカ株への投資にあたり、これからの世代を理解することは投資先の判断材料になるかも?



アメリカの世代分けはやはり社会情勢の違いで日本のものとは異なります。


日本の草食系世代と(その世代名も今日まで知らなかった💦)ゆとり世代を分けているのはゆとり教育の始まりですもんね。



アメリカの世代分け


この表の上から2つは第二次世界大戦前に生まれた人たちなので説明は割愛します。


Baby boomers(ベイビーブーマーズ)1946-1964年生まれ
戦後のベイビーラッシュに生まれた人たちです。2018年までは世代構成人口が1番多く、戦後のアメリカの経済成長を支えた世代です。1960年代の学生運動を起こした世代ですね。アメリカのヒッピーやラブ&ピースが生まれた時代(フォレストガンプの時代)に若者だった人たちです。


Generation X(ジェネレーションエックス、ジェンエックスとも呼ばれます)1965-1980年生まれ
彼らの幼少期〜青年期はアメリカの社会的価値観が大きく変化した(例えば共働きの両親が一般化した)時代だったため日本で言う鍵っ子が増え、親の注目をあまり浴びずに育った世代。その結果離婚率や精神疾患率も高いようです。そう聞くと悲しい世代ですね。
ワークライフバランスを重視し始めた世代でもあるようです。今年56歳の人たちは若い頃からもうすでにライフのためにワークしていたんですね。


Millennials(ミレニアルズ)1981-1996年生まれ
これはかなり有名なので聞いたことがあるかも知れません。アメリカではベイビーブーマーの次に人口が多い(2019年にはベイビーブーマーを超えてアメリカで1番人口の多い世代になった)ことからも、企業はミレニアルズに売れる商品を作ることを課題とし、1番その志向性や特徴が研究されている世代です。最大の特徴はデジタルネイティブということですね。


Forbesが特徴を8つにまとめていたので、下記私なりの訳と見解を記載します。


ミレニアル世代の8つの特徴

  1. 社会問題に対する関心が高い
    インターネットとSNSを使って生きてきたため、取り入れる情報量も多く世界的な社会問題に高い関心を持つ。
  2. テクノロジーに強い
    今やアメリカの就労人口で最大の比率を占めるミレニアル世代がテクノロジーを使いこなす世代。ここが少子高齢化で非テクノロジー世代が職場でまだまだ力の強い日本と大きく異なります。どんどん革新的な商品やサービスが生まれるわけですね。
  3. 人種を超えた繋がりを持ち、テクノロジーを基盤としたサスティナブルな未来を信じている
  4. 経験を大事にする
    旅行や海外留学、海外就職などの経験にお金を使う。その経験がエシカルでエコなことも重要。
  5. 教育水準が高く知識が豊富
  6. 健康志向が強い
    これは前回のオーガニック野菜の話にもありましたが、近年のアメリカの「オーガニックブーム」を引き起こす要因の一つですね。
  7. しっかりした経済観念を持つ
    親の世代よりも20%も収入が低く、持ち家よりも賃貸。車を所有するよりシェアリングサービスを利用して節約。将来の経済的不安が大きいため貯金思考が強い。同時に世界に良い影響を与える企業への社会的責任投資 (SRIs)にお金を使う。
  8. スピリチュアル志向
    宗教的繋がりよりも人権や平等の精神に共感し合う。
    性別、人種、宗教、政治的所属にかかわらず、お互いに助け合うことに深いつながりを感じる。大量消費型の資本主義からスピリチュアルな製品、サービスへの消費主義に移行していて、ヨガ、瞑想、祈り、コンサートなどを通した精神的繋がりを求める。


いかがでしたか?日本の同世代と共通するところもあれば、アメリカの時代背景ならではの特徴もありますね。


まだ、ミレニアルの下のジェネレーションZの説明に至っていませんが(私も個人的に興味津々)ちょっと疲れたので、またの機会に〜。



ではまた!